帝王切開、その後の、その後。
突然の、おっさん訪問から、やはり眠られずに朝を迎える。
赤ちゃんは、まだ部屋に来ず。
そりゃそうでしょ。
泣いても何もできないんだから。
朝になり、昨日の看護師とは別の人が来て、
よろしくお願いしますと挨拶をされる。
恥ずかしながら、血だらけの下の清拭をしてもらう。
帝王切開で、子宮内の残置物は綺麗にしてあるとはいえ、
悪露はあるので、ナプキンも変えてもらう。
術着も血液汚れがあり、パジャマに着替えさせてもらう。
自分で持って来ていたのだが、看護師にうまく伝えられず、
300円のレンタルパジャマに着替え。
しんどいので、もうどうでもいい。
背中の痛み止めチューブを抜くので、
多少動きやすくなるだろうとのこと。
痛みは内服薬でケア。
そして、早期離床が薦められているため、あとで立ちましょうと。
え・・
片足の感覚ありませんけど?
しかし、宣言通り、このあと、本当に立ち上がらされることになる。
さらに翌日には、カテーテルも抜かれ、
おしっこを催す感覚は戻っていないが、
3時間くらいで頑張ってトイレに行くように言われる。
傷も痛いし排尿痛もあるし、体は不自由だし、
ただただしんどい。
切ったところは吸収される糸で縫っているそうで、
傷跡には、医療用ボンドがつけてあるそう。
確かに半透明の白いものが薄くついている。
怖くて直視できない。
お粥が出る。
食べることって、かなり元気が出る。
おいしくはなかったけど、
頑張ろうという気持ちになれた。
看護師が初乳絞りを早くから始めてくれ、
その後も何回か搾乳してくれた。
なので、その母乳を、Nの赤ちゃんに与えてくれた模様。
他、糖水を一度補給された、ような話を聞く。
そして、あの失礼なおっさんは、この病院の小児科のおえらいさんだと知る。
著書もあるとか。
育児書を読みあさっていた私、記憶にあるようなないような。
それにしても、起こしてくれるなよ。
入院の書類記入や、赤ちゃんの代謝異常などの検査申し込み、
Nから通常入院に変更になり、母子同室になること、
諸々説明がある。
聞いているけど、頭に入っているか不安。
赤ちゃんやってくる。
確かに、コットにちょこん、という感じではなく、
存在感がある。
でも・・
かわいい!!
小さい!!
看護師には、大きいと言われるが。
この日も、高揚感が続いて眠れない。
だが、2日目、3日目、と段々楽になっていく。
生き物の体ってすごい。